38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/18(水) 20:35:17.11 ID:OIe+ZWtGo
猫耳を外した少女はなんだか恥ずかしそうで、正直僕的にはあのパーカーの方が恥ずかしいと思うのだが。
二人でガムをはむはむとして、ぷくーっと膨らませる。
猫がそんな僕らを、遠目に見て「ニャー」と鳴いた。
「……あ」
あ
少女が口にしていたガムが、ぽろりと下に落ちる。
どうやら少女の方は大分ガムとご無沙汰の生活をしていたと見える、力加減を間違えたのだろう。
僕がポケットに手を入れようとしたが、少女はそれを無視して
「ガム、貰うね」
と言って、顔を近づけてきた。
フーセンガムの甘い味が、口に広がる。
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