過去ログ - 宿屋「魔王城の近くに休憩所作ったった」
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22: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2014/06/18(水) 17:20:38.10 ID:xRD8RazP0
居候「どうしてだよ…宿屋ぁ…」



僧侶(意識を回想から目の前の景色に戻すと、勇者さ――宿屋さんの遺体の傍らですすり泣く居候ちゃんがいた。
そんな姿を見て――魔王さんは悔やんでいるような、申し訳なさそうな、そんな顔をしていた。居候ちゃんの姿を見て、いたたまれなくなったのだろう。
だけど襲いかかってくる宿屋さんに全力で反撃した魔王さんを、誰が責められるものか――)

僧侶「…申し訳ありませんでした、魔王さん」

魔王「…」

僧侶「私が知っている全てのことは――後日、お話しします。今日は傷を癒して下さい。…帰りましょう、居候ちゃん」

居候「…どうして」

僧侶「…」

居候「どうしてだよォ!何なんだよこれはァ!さっぱりわかんねーよ、どうしてこうなったんだよぉ―――ッ!!」


僧侶(居候ちゃんの叫びはあまりにも悲痛で、そして後悔に満ちているようだった。
この子は今まで、人の秘密に踏み入ろうとしなかった。だから、宿屋さんの表面上の姿を本当のものとして捉えていたのだ――。
何もわからない――それは彼女自身のせいであると結論付けていいものか――)



僧侶(ともかく私達には立ち去る以外の選択肢は無く、宿屋さんの遺体は休憩所の前に埋葬することとなった)



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