24: ◆cua46o7hQE[saga]
2014/06/19(木) 21:55:40.35 ID:S1wH7fTAO
それから札束の枚数を3人で数えることにした。
久「諭吉がひとーり。諭吉がふたーり」
智葉「普通に数えろ」
白望「諭吉が5人、諭吉が6人」
智葉「ほら白望が真似してしまっただろ。教育上良くないから止めろ」
久「はいはい智葉お母様」
智葉「お前のような子を産んだ覚えはないな」
結局、ぴったし百万円。
等分すると一万円余るので、どうせなら使っちゃう? と私が提案したが、即却下。
話し合った結果、いつだったか3人でお金を出し合って買った交通安全の御守りの中に、その1枚を畳んで入れて、テレビが背を預けている壁に吊すことにした。
そして残りの隠し場所をそれぞれが決めた頃、時計に視線を向ける。
久「良い時間ね。」
私達は1人1人、異なったバイト先で働いている。
私は喫茶店。因みに店名はマンハッタン……ではない。
智葉は外国人向けの日本語学校で講師をしている。
白望はスポーツショップだったか。何でもスキーやスノーボードが好きらしく、理由を尋ねたら『流れに身を任せてれば良いから』らしい。
一聞、格好良く聞こえるが本人の性格を考慮すると納得半分呆れ半分といったところだ。
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