5: ◆cua46o7hQE[saga]
2014/06/18(水) 22:07:31.04 ID:i7suYOjAO
久「そろそろ起こすとしましょうか」
智葉「……そう、だな」
ソファから腰を上げ、私達はノックもなしにもう1人の部屋へ遠慮なく上がり込む。
智葉「なんせ誰も起こさなければ寿命か世界が終わるまで起きなさそうな奴だ」
私は智葉の冗談でも誇張でもない意見に全くの同意を示す。
そう、アレを起こすのは非常に難しい。
彼女は目覚ましじゃまず起きない。
体を揺すっても「朝よ」布団を剥いでも「ほら起きて」瞼は凍ったまま眉は微として動せず「朝だぞ」頭を叩いても「起きろ」ベッドから突き落としても「……ったく」智葉渾身のヘッドバッドでも「いい加減に起きろ小瀬川白望────!!!!」不動を貫いている。
智葉「……これは」
久「……水風呂にでも投げ落とす?」
智葉「そうだな。久、腕の方を持ってくれ。私は脚の方を持つ」
「まって。水風呂はダルいから止めて」
そんな不穏な作戦に危機を感じたのか、床に寝そべったままではあるが制止を求めた。
侭に手を放し、ダルいのは此方だと言わんばかりの盛大な溜め息を吐く智葉。
智葉「嫌なら手間をかけさせるな。私達に起こさせるなとは言わないが起こされたならすぐ起きろ」
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