過去ログ - 咲「人にやさしく」
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78: ◆cua46o7hQE[saga]
2014/07/01(火) 22:51:37.93 ID:Nc20eN2AO

 日が傾き始め、空は茜色に燃えている。

久「そろそろ頃合いね。レッドラインに向かいましょうか」

 腕時計は午後5時を指していた。
 サキは1日中歩き回ったせいで、多少疲れの色も見え隠れしている。
 あまり遅くなるのは避けた方が良いだろう。

 私達は体の向きを変え、レッドラインへと歩を進めた。

───
──


久「やっほー、来たわよ晴……えっ」

晴絵「昨日振りじゃないか久、シロ……んーと、どうした?」

 レッドラインに辿り着き店内に入ったのも束の間、カウンターには見知った顔が並んでいた。

白望「さえ。やっほー」

塞「わあ、シロだ。ちゃんと生きてたんだ、びっくり。偶には胡桃達のとこにも顔だしなよ」

白望「うん。考えとく……えーと、この人は?」

「あ、あなたは……!!」

 経営者の晴絵、店員の臼沢塞は良いとして。もう1人……何故ここにいる。

塞「ああ、私が通ってた大学の同級。……え、なになに? 知り合い?」

美穂子「昼に会ったナンパの人!」

全員「「「「!?」」」」



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