9: ◆cua46o7hQE[saga]
2014/06/18(水) 22:28:32.72 ID:i7suYOjAO
久「智葉! シロ! 事件よ事件!」
リビングに舞い戻ると智葉と白望は既に当番を終え、先に朝食を摂っている所だった。
あーん、と口を開ける白望。その中に食べ物をつっこむ智葉。
仲が良いというよりは主人とペットみたいで。
智葉「なんなんだ一体」
白望「もぐ、そんなに声を荒げて……もぐ、どうし。もぐ、た。もぐ、の?」
久「……」
まるで緊張感のない光景に気が抜けそうになるが、構わず続ける。
久「2人とも、耳かっぽじってよく聞きなさい」
智葉「分かったからさっさと話せ」
久「ふふふ……くふ、それがねっ、あのねっ、ぬふふふふ」
智葉「なんだコイツ」
白望「ダルい」
久「じゃじゃーんっ!」
結局、不気味な笑いを堪えきれないので口で説明することを断念し、彼女ら自身の目で確認してもらうことにした。
封筒の中身をテーブルの上に広げる。
智葉「……おい」
白望「すごいね。これ、どうしたの?」
それは厚さ数cmはあるだろう福沢諭吉の束。
目を見開いて驚嘆する2人に、そうよその表情が欲しかったのよとカメラマン的な感想を得て心の中で握り拳を作った。
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