過去ログ - 高校生蟲師「この世界は汚れちまった」少女「君が言うか」
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62:書記 ◆8HU5MBoG0w[saga]
2014/06/21(土) 20:13:11.08 ID:rCp6dE0C0

 要は、眼鏡のエロパワーが強すぎて、瞳が淵の一部を自分の所までひっぱりこんでしまっていたのだ。

 その一部がたまたま生物でいう口の一部分だったので、瞳が淵は栄養補給するスピードが遅くなり、少女の身体を喰うことができなかった。

 今度は、ヒトミが瞳が淵ごと自分を取り戻す番だ。


ミドリ「……よし、お互い鏡越しに目を合わせろ!」


 俺の指示に二人は鏡をにらんだ。

 俺自身は目をつぶる。新たな触媒にされるのはごめんだ。


ヒトミ「……あ、れ?」


 声が聞こえる。透き通ったかわいらしい女の子の声。


ミドリ「どうやら成功したようだな」

眼鏡「本当に……鏡に人の心が?」


 眼鏡は顔を紅潮させて床に座りこんだ。

 まぁ、妖怪や都市伝説の類だし、興奮するのも無理はない。


ヒトミ「……あなた、この前私を見てた人」ジーッ


 ヒトミが俺を観察するように見てくる。

 その視線は警戒や様子見というよりはむしろ――、


ヒトミ「本気で私を助けてくれようとした………素敵です///」


 俺は、何もわからないふりをしてその場を後にした。……眼鏡を引きずりながら。


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