過去ログ - 夏目漱石「聖杯戦争？」 -SS速報VIP

過去ログ - 夏目漱石「聖杯戦争？」

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132: ◆kW/TrkkVS2[saga]
2014/06/23(月) 12:33:53.98 ID:phs0xnLo0
漱石は、遠坂家に帰る路で鴎外の事を追想していた。
鴎外には数回会ったきりであったが、漱石は鴎外に深い尊敬を抱いていた。漱石は鴎外の文章が好きだった。鴎外の文には、どことなく欧米の香りがして、鴎外の文を透かして欧米に憧れたこともあったが、小説を書くようになってからは、その透き通る琥珀のような文体に強く惹かれた。できればゆっくり話したかったが、其れは叶わなかった。彼は風のようにやって来て去っていった。
また、漱石はキャスターの美しい恋を守れたことに満足していた。
「虞美人草」では美女の人生の転落を描いたが、目の前でそれを見るのは耐えられなかった。
漱石は虞美人草から死ぬまで、人間の暗いところを映す話を書いてきた。だが、死が見えてくると視界が明るくなった。偏屈性も薄れた。

以下略

133: ◆kW/TrkkVS2
2014/06/23(月) 12:49:48.31 ID:phs0xnLo0
とりあえずここまで

漱石先生の能力追加

宝具「大文豪の書信」

以下略

134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/23(月) 13:56:00.47 ID:beG9ax2aO
乙
マスターが凛ちゃんさんだからこそ漱石先生も思う存分に能力を発揮できるというわけか

先生は、所謂二次創作についてはどう思うのだろうかな

135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/23(月) 14:49:56.37 ID:6/riwN3DO
我輩は猫であるの二次創作も、にじファン並みに作られてたらしいね

136: ◆kW/TrkkVS2
2014/06/23(月) 14:58:08.12 ID:phs0xnLo0
っ彼岸先生
っ続明暗

二次創作が出版社から出版されるという

137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/23(月) 17:05:34.42 ID:QnizNUIeO
エアハンマーってひょっとしてストライクエアじゃ

138: ◆kW/TrkkVS2
2014/06/23(月) 17:15:30.32 ID:phs0xnLo0
そのことは心の奥に仕舞っておいて下さい(白目
その通りです本当申し訳ない

139: ◆kW/TrkkVS2[saga]
2014/06/23(月) 17:30:43.87 ID:phs0xnLo0
日常回であります

その翌日は作戦決行の日であった。
といってもなにも誰かを闇討ちしにいくわけではない。しかしながら当人たちにとってはそれ以上に重要とも言える日だった。
凛と桜の和解のための食事会が開催される、その日である。場所は商店街の中華料理店と定めた。

以下略

140:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/23(月) 17:36:34.40 ID:6/riwN3DO
先生のそんなお姿……ｗｗ

141: ◆kW/TrkkVS2[saga]
2014/06/23(月) 18:01:20.80 ID:phs0xnLo0
結局商店街まで二人は無言だった。
二人に続いて尾行組も店内に入る。二人は席につき、尾行組も離れた席に背を向けるように座った。
二人は麻婆豆腐を頼んだが、料理が来るまで少し時間があった。
やがて、桜がようやくその口を開いた。

以下略

142: ◆kW/TrkkVS2
2014/06/23(月) 18:05:49.86 ID:phs0xnLo0
桜は出口にたって凛を呼ぶ。

凛「そうね、帰ろうか、桜」

二人は十数年ぶりに手を繋ぎ、日が暮れようとしている商店街へと歩き出した。

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