5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/20(金) 18:31:21.62 ID:aUpPVcxlO
「ク、クククク……終わりだ……もう何もかもおしまいだ……ッ!」
事務所において、額に手首を当て、部屋の隅に崩れ落ちるようにもたれかかり、ずるずると腰を降ろし耽美系堕落を表現してみる。
厨二病丸出しな僕の行動を渋谷が物凄く可哀想なものを見る目で見ているが、こういうのは気にしたら負けだ。
更に涙を流して完璧な装い。
これなら神崎にも五分で勝てる。
「暦ちゃん大丈夫? ぽんぽん痛いの?」
そんな僕を膝折りしゃがみ込み、顔を覗き込んでくる一人の少女がいた。
しゃがみ込んでなお通常の女の子とは思えないタッパを持った彼女の名前は諸星きらり。
その身長、なんと約186cm。
僕としては一寸法師になった気分だ。
「諸星……」
「うゅ?」
というか、僕がこんなにも絶望しているのは、元を正せば諸星のせいなのだ。
僕の身長は実に中途半端だ。
高すぎでもなく低すぎでもない。
軒並み上昇傾向にある最近の平均身長を考えたら、男としては小さい方にカテゴライズされるだろう。
何しろひたぎに微差で負けている。
僕が今いちひたぎに逆らえないのには身長差という要素も少なからずあるのだ。
そんなことを考えていたら、事務所内を初期OPのガハラさんのように歩く諸星を見て絶望の谷に突き落とされた、という経緯だ。
なんだよ女の子なのに185cm越えって。
エアマスターより高いって君。
僕は立ち位置的に屋敷俊あたりだろうか。
いや……ルチャマスターだな。
39Res/42.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。