6: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/06/20(金) 23:42:51.58 ID:JtV4gkC6o
古泉「可能性としての話ですよ。間違いなく言えることは、あなたひとりの方がガードが緩くなります」
キョン「そういうものか」
古泉「我々は総じてSOS団の団員ですが、大本はそれぞれ違う団体に所属しているんですよ」
7: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/06/20(金) 23:43:58.97 ID:JtV4gkC6o
キョン「……お前の意見が本当だという保障もないよな?」
古泉「もちろんです。しかし、僕が嘘をついているように見えますか?」
キョン「そういうわけではないが……」
8: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/06/20(金) 23:44:41.62 ID:JtV4gkC6o
キョン(確かに古泉の能力は俺が知っている限りでは、ハルヒなしには成り立たないようなものだ)
(俺が知っている通りの力しか保持していないという保障はどこにもないが……)
(今までは漫然と流されてきたが、疑いだすときりがない状況にいるんだな)
9: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/06/20(金) 23:46:36.02 ID:JtV4gkC6o
キョン「長門、お前はハルヒの観察のためにいるんだよな」
長門「そう」
キョン「お前らがハルヒの観察をするからハルヒが妙な力を持ったってことはないのか?」
10: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/06/20(金) 23:47:03.55 ID:JtV4gkC6o
長門「……」
キョン「……俺はお前たちの目的がよくわからないし、正直あまり興味もない」
「ただ、ハルヒの存在を当たり前だと思っているところを疑ってみたことがなかったんでな」
11: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/06/20(金) 23:47:47.52 ID:JtV4gkC6o
キョン「……まさかお前が答えに窮したというわけじゃないよな?」
長門「言語で表現することは難しい。また、その内容について、正しいと証明することが出来ない」
キョン「なあ、お前も嘘を言うことがあるのか? 俺にはそうは思えないんだがな……」
12: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/06/20(金) 23:48:12.68 ID:JtV4gkC6o
キョン(特段得たものはなかった……。いつも以上に口を閉ざしていた印象だ)
(まあ、長門の超人的パワーはいつだって信じるに値するし、何度となく助けられてきた)
(長門は答えなかったが、あいつも嘘を言うことがあるんだろうか……)
13: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/06/20(金) 23:48:50.17 ID:JtV4gkC6o
キョン「朝比奈さん、ちょっといいですか?」
みくる「なんでしょう?」
キョン「話せる範囲内でいいんで、ハルヒについて訊きたいことがあるんですが……」
14: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/06/20(金) 23:49:19.80 ID:JtV4gkC6o
みくる「詳しいことは禁則に関わるから言えないんですけど……。それはありえません」
キョン「どうしてですか?」
みくる「三年前の情報爆発の中心にいたのは間違いなく涼宮さんでした。それは間違いありません」
15: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/06/20(金) 23:49:52.76 ID:JtV4gkC6o
キョン「何だか問い詰めるような物言いになってしまって申し訳ありません」
(元より朝比奈さんとの会話には期待をしていなかったからな……)
みくる「いえ、こちらこそ何も答えられなくてごめんなさい……」
16: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/06/20(金) 23:50:23.61 ID:JtV4gkC6o
キョン(さて、とりあえず一通り話は済んだが……。結局何もわかっていないに等しいなこれは)
(ほぼ全員がハルヒの能力は元からあったと考えている。当たり前と言えば当たり前だ)
(長門は可能性はあるとしたが、その可能性はどうも低いような雰囲気だった)
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