過去ログ - 上条「だから俺は……強くなるって決めたんだ」2
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[saga]
2014/06/21(土) 01:39:00.46 ID:zDsiI+/pO
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『元の世界』に戻って僅か数分のこと。
上条の病室に新たな人影が二つ現れる。
それは世界中を探し歩き回ったとしても、これ以上に上条のことを知る人物いない、と言える二人である。
中学生の女の子だった。
同じ学校で、同じLevelで、上条と同じ幼馴染みだった。
学園都市の常盤台中学に君臨するLevel5、御坂美琴と食蜂操祈だ。
美琴「……こういう時ってアンタの能力は便利よね。私の場合、場所は特定できても人はどうにもできないし」
食蜂「御坂さんってえ、どちらかというと野蛮力が高めだから後先考えない傾向が強いもの」
美琴「それはアレか、行動力だけの馬鹿と言ってるのかっ」
食蜂「あらあ、ごめんなさいねえ。そんなこと言われてもほら私、深く考えて言葉にするほど読解力に自信はないからあ☆」
美琴「嘘つけ!!」
小声で言い合いをするも、誰もいないことを確認したり扉を閉めたりと、ちゃっかりやることはやってる。
倒れている浜面に美琴が気付き、上体を起こして壁に背中を預けるようにした。
その間に食蜂はバッグから何個かリモコンを取り出す。
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