過去ログ - 上条「だから俺は……強くなるって決めたんだ」2
1- 20
18:977[saga]
2014/06/21(土) 01:41:57.63 ID:zDsiI+/pO



美琴「……どう?」

食蜂「問題力はなさそうねえ。右手に触れさえしなければの話だけどお」

美琴「こいつに能力効かないんじゃなかった?」

食蜂「ええ。でも、小学生の頃のだしい。会えなかった期間も長かったから気付かなかったのかもねえ」

美琴「そういうもんかしらね。今は考えたって仕方ないし、どうでもいいわ」

食蜂「どうでもいい、そうね、珍しく同じ意見だわあ」



丸イスをベッドへ近付けると、できるだけ上条の近くで二人並んで座った。
食蜂はリモコンを二つ用意する。



美琴「皮肉なもんよね」

食蜂「私達が手を取り合ってることがかしらあ?」

美琴「あんだけ毛嫌いしてたのに」

食蜂「主に御坂さんがねえ」

美琴「食わず嫌いもあるでしょうけど、やっぱりコイツが」

食蜂「“原因”ね。ほら、早くしてちょうだい」



言われて、美琴は食蜂の腕に手を添える。
もう片方の手を上条の頭に置く。
全ての準備はととのった。

後は二つのリモコンを同時に操作するだけだ。



食蜂「覚悟は?」

美琴「アンタこそ」



合図と呼ぶべきものがあるなら、それが合図だった。
食蜂は二つのリモコンのボタンを同時に押した。
その瞬間、二人の意識は途絶えた。


上条の精神世界へ飛ぶために―――。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
497Res/447.36 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice