過去ログ - cast a (curse)/spell
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◆pdkDwyOMVs
[sage saga]
2014/06/21(土) 22:59:11.05 ID:KzN1VN/+o
世界でたった一人、
自分のそばにいて共に研鑽し共に喜びを分かち合う存在。
失ってしまった家族のように大事な存在になっていって。
以下略
17
:
◆pdkDwyOMVs
[sage saga]
2014/06/21(土) 23:00:03.03 ID:KzN1VN/+o
……凛は最近、あまり手の掛からないアイドルになった。
最初からワガママの少ない方ではあったが、なんでも自分でやろうとする。
以下略
18
:
◆pdkDwyOMVs
[sage saga]
2014/06/21(土) 23:00:44.07 ID:KzN1VN/+o
どんな仕事でも、積極的にするようになった。
俺が他のアイドルの仕事についている間に、
以下略
19
:
◆pdkDwyOMVs
[sage saga]
2014/06/21(土) 23:01:36.66 ID:KzN1VN/+o
なんでも無いような顔で、必死に足掻いて。
15の女の子とは思えないような、狂気がかってさえいるような。
以下略
20
:
◆pdkDwyOMVs
[sage saga]
2014/06/21(土) 23:02:18.02 ID:KzN1VN/+o
一人で挑み、一人で抱え、一人で道を探しだす。
……俺の役割とはなんだったのか。
以下略
21
:
◆pdkDwyOMVs
[sage saga]
2014/06/21(土) 23:03:17.81 ID:KzN1VN/+o
俺が彼女にかけていたのは、
願いを叶える魔法ではなく、彼女を”アイドル”に縛り付ける呪縛だったのではないのか。
以下略
22
:
◆pdkDwyOMVs
[sage saga]
2014/06/21(土) 23:04:12.58 ID:KzN1VN/+o
いつの間にか、彼女を心の支えにしていた。
まっすぐ伸びるようにと支え導いていたこの手が、
以下略
23
:
◆pdkDwyOMVs
[sage saga]
2014/06/21(土) 23:04:43.20 ID:KzN1VN/+o
……良い機会だった。
彼女が俺から逃れようとしているように、俺も彼女を切り離さなければ。
以下略
24
:
◆pdkDwyOMVs
[sage saga]
2014/06/21(土) 23:05:13.66 ID:KzN1VN/+o
仕事の量も増やした。
新しい仕事は気持ちを切り替えてくれた。
以下略
25
:
◆pdkDwyOMVs
[sage saga]
2014/06/21(土) 23:07:31.21 ID:KzN1VN/+o
少しずつ時間と密度を減らしていくなかで、
裏腹に凛への想いは、執着は一向に収まらないままでしばらくが過ぎていった。
以下略
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