18: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/06/21(土) 23:19:33.36 ID:dbM7AdOoo
ともあれ、オルフェちゃんの案内で人が落とされたって場所へ向かうことにしたんだ。
でも霧は濃いし、道もあるのか無いのかわからない。
「そうだ、お姉ちゃんたちにコレ、渡しておくのです」
「メガネ?」
「はいです!それをかけると霧でも眼が見えるのです」
私は山吹色の細フチのもの、ことりちゃんはグレーの丸みを帯びたデザインのもの。
騙されたと思ってかけてみると本当に霧が晴れた!
「あれ、でもオルフェちゃんはメガネかけてないじゃん!」
「オルフェはここでずっと暮らしているから平気なのです。ささっ、急ぐのです」
結構な早足で歩いて行くオルフェちゃんを追って、黄色い世界を進んでいく。
やがて、あからさまな異世界を演出していた黄色い空間は途切れ、私達の棲む現実に近い風景が広がってきた。
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