9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/23(月) 06:28:58.93 ID:9ygRhxYk0
「よう律子、こんな時間に何やってんだ?」
事務所の入り口に彼の姿があった
「・・・何故ここに?」
「え?いや、偶然通りかかったら事務所の電気が付いていてな」
彼の目が泳いでいる
そもそもこんな雨の夜に偶然ここまで来るなどありえない
言い訳くらい考えておかなかったのだろうか
「今日は帰って休んでくれと言って帰した筈なんだがな、一度帰ってまた来たのか?」
「こうして仕事していないと落ち着かなくて」
「まあ、律子らしいな」
私らしい
それは女の子らしくないとイコールだ
「それで、何故ここに来たのですか?」
「どうせ律子がここで仕事やってると思ってな」
「・・・え?」
「付き合うよ、こっちに半分回してくれ」
「・・・了解です」
彼はそうして自分のデスクについた
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