159: ◆ycDKV.3ZYU
2014/07/10(木) 23:42:43.06 ID:beLDH00AO
貴音「あなた様。あなた様に語らさせて頂いた昔語、今宵で七夜めでございます」
貴音「今までの昔語は、如何でしたでしょうか?」
P「知ってる話もあったり、知らない話もあったりで面白かったよ」
160: ◆ycDKV.3ZYU
2014/07/10(木) 23:43:40.24 ID:beLDH00AO
貴音「さて、あなた様」
貴音「今宵で最後の」
貴音「『御話』」
161: ◆ycDKV.3ZYU
2014/07/10(木) 23:45:47.98 ID:beLDH00AO
「遥か遥か昔の御話」
「遠い遠い異国の御話」
「異国の王は、女を信じることが出来ませんでした」
162: ◆ycDKV.3ZYU
2014/07/10(木) 23:46:28.76 ID:beLDH00AO
『此れから語るのは、一夜の御話』
163: ◆ycDKV.3ZYU
2014/07/10(木) 23:47:07.19 ID:beLDH00AO
「女は、王にぽつりぽつりと語ります」
164: ◆ycDKV.3ZYU
2014/07/10(木) 23:47:48.81 ID:beLDH00AO
一夜
二夜
三夜
165: ◆ycDKV.3ZYU
2014/07/10(木) 23:49:17.35 ID:beLDH00AO
「女は、一夜語り終えると、必ずこう締めたそうです」
166: ◆ycDKV.3ZYU
2014/07/10(木) 23:50:09.56 ID:beLDH00AO
『続きは、また明日』
167: ◆ycDKV.3ZYU
2014/07/10(木) 23:53:46.78 ID:beLDH00AO
「王は、続きが聴きたくて聴きたくてたまらず、その女を処刑せず、」
「一夜、また一夜と語らせたのだそうです」
「そうして、幾つ夜を迎えたでしょう」
168: ◆ycDKV.3ZYU
2014/07/10(木) 23:56:22.31 ID:beLDH00AO
P「…」
P「オチは?」
貴音「ありませんよ?そのようなもの」
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