過去ログ - 勇者「これまでの冒険を振り返ってみたった」
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11: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/06/25(水) 19:03:29.32 ID:+x8oQDtR0
村人「」ヒソヒソ

狩人「村人達はそれぞれ他の村や街に移るってよ…」

魔法使い「それがいいでしょうね…あの爆発じゃ、村の復興は無理よ」

村人「」ヒソヒソ

狩人「くそ、視線が痛いな…何なんだよ」

魔法使い「仕方ないわよ…私達のせいでもあるんだから」

狩人「だけど、俺らが旅立つ時は勇者を村の誇りとして送り出しただろう?こんな手の平返し悔しくないのかよ、勇者!」

勇者「いや、俺は――」

魔法使いの母「魔法使い!こっちに来なさい!」

魔法使い「母さん…」



魔法使いの母「もう旅なんてやめて、私達と一緒に来なさい。親戚のおじさんの家に厄介になるわよ」

魔法使い「そんな!母さん、旅に出ること歓迎してくれたじゃない!」

魔法使いの母「それは勇者君が一緒なら大丈夫だと思ったからよ…だけど逆だったわ、勇者君と一緒だと危ない目に遭うわよ!」

魔法使い「嫌よ…!」ダッ

魔法使いの母「待ちなさい、魔法使い!」



魔法使い「旅を続けましょう、勇者」

勇者「…いや、魔法使い、止めた方がいいかもしれない…おばさんの言う通り、俺といたら――」

魔法使い「それくらい、覚悟の上に決まってるじゃない!」

勇者「!」


魔法使い「勇者に守ってもらおうなんて思ってないわよ…勇者を助ける為に来たんだもん、だから逃げても追っかけるわよ!一緒にいさせてよ、勇者…」グス

勇者「魔法使い…」

狩人「俺らも同じ気持ちだぜ、勇者」

仲間一同「そうだ!」「ついていきますよ、勇者殿」「共に戦いましょう!」

勇者「みんな…」


>仲間達の強い申し出を断る口実もなく、勇者は彼らの意思を受け入れた。


勇者(国はこうなることを予測していたのかもな…だから一田舎の戦士である俺に、危険を全部押し付けた)


>その疑惑が事実かは不明だが、故郷から疎まれるようになった彼らは、逃げるように他国へと足を運んだ。
>他国も自国同様制圧されている街や村が多数あり、勇者達はそれらを次々解放へと導いていった。

>やがて勇者の噂が世界中に広まり、そして旅立ちから半年後――遂に彼らは、大国の王より魔王討伐の命令が下される。
>こうして勇者は全世界の期待を背負う勇者となったのである。



>その旅の中で沢山の仲間が加わり、そして散っていった――


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