過去ログ - 勇者「これまでの冒険を振り返ってみたった」
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◆WnJdwN8j0.
[sage saga]
2014/06/25(水) 18:56:57.29 ID:+x8oQDtR0
>きっかけは些細なことだった
勇者「魔法使い、狩人、俺は死ぬかもしれん」
狩人「は?」
魔法使い「な、悩みなら聞くわよ?」
勇者「親父のおやつをケツで踏ん付けちまった」グッチャリ
魔法使い「ゆ、勇者…アンタ何てことを…」ブルブル
狩人(こいつの父さん怖いからなぁ…)
勇者「村中探し回ったが、同じおやつが売ってないんだよ。これ死んだわ」
狩人(同じの探す為に、尻におやつをつけたままにしてたのか…)
魔法使い「そのおやつ、確か南街で作ってるお饅頭よ!」
勇者「おおぉぅ!でかしたぞ魔法使い!早速行ってくるぜ、南街!」
魔法使い「待ちなさい、南街は確か魔物に制圧されたって噂よ!危ないわ!」
勇者「じゃあ南街を解放してくる!じゃあな!」ダッ
狩人「あいつ、魔物に殺される道を選んだな…」
魔法使い「ちょ、勇者あァーっ!」
>本っ当に些細なことだった
*
狩人「流石村で2番の戦士である勇者だな、南街を解放して生還するとは」 ※1番は父親
魔法使い「だけど制圧されたゴタゴタで饅頭は製造してなかったみたいね」
勇者「饅頭コワイ饅頭コワイ」ガタガタ
親父「おう、うちのせがれとその友達じゃねぇか!おい勇者、何で青ざめてんだ?」
勇者「」ビクッ
魔法使い「おじさん、勇者ったらおじさんのおやつを駄目にしちゃったのよ。でもそのおかげで南街を解放したんだから、許してあげて」
親父「ガッハッハ、そうかそうか、南街を解放したか!流石俺のせがれだな!」
魔法使い「そうよおじさん、南街の人たちは喜んでいたわ!だから…」
親父「わかってるよ魔法使いちゃん。特別にケツ叩き10発で勘弁してやるよ!」
ドゴァアアッ
勇者「」ピクピク
狩人「あのケツ叩きは岩をも砕くというからなぁ」
魔法使い「勇者、勇者ああぁぁ!おじさん、もうやめてええぇぇ!」
>この一田舎の青年は、後に世界の期待を背負う勇者となる。
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