2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/06/25(水) 18:57:04.81 ID:YpYcIICn0
「ねー、じろじろ見られると集中できないんですけどー」
「あ、ああすまない、気を付けるよ」
本日の秘書艦が軽く顔をしかめている。どうやら短くない時間、彼女を眺めていたらしい。
「鈴谷の顔になんかついてる? あ、それとも……鈴谷に見惚れてたっしょ?」
ニヤニヤと悪戯っぽい笑みを浮かべる彼女は、人をからかうのが好きだ。
「最近、悩んでいることがあってな。ぼーっとしてたんだ」
「あれ、そうなんだ。鈴谷を見てたんじゃないんだね……」
これ見よがしにため息を吐いて、大げさに落ち込んだ素振りを見せる。
「最近、鈴谷のことが頭から離れなくてな。どうすればいい?」
「なっ……ナニ言ってんの提督!? からかわないでよ、もー!」
「真面目に悩んでるんだけど」
「なっ、なんなの……いきなりそんなこと言って、もう……」
「すまない、困らせちゃったか?」
「あったりまえじゃん! いきなりそんな……告白みたいなこと言われたら、誰だってびっくりするっしょ!?」
「ちょっ、近いよ鈴谷……」
「何これくらいで恥ずかしがってんの? あんなこと言われた鈴谷の方が、よっぽど恥ずかしいってば……」
「いや、そんなつもりじゃなかったんだ、本当に」
「そういう問題じゃないじゃん……鈴谷に同じこと言われたら、どう思う?」
「えっと……からかわれてるなって」
「いつもの鈴谷じゃなくて、マジな鈴谷が言ったら?」
「それは……ドキッとするかもしれん」
「でしょー? 提督、想像力無さすぎじゃん……」
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