9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/06/25(水) 23:12:30.34 ID:LAH+pWiZ0
読まない方がいいと言うべきなのかもしれないが。
風評だけでそんな事を言おうものなら、本の好きな先輩のことだ、間違いなく機嫌を損ねるだろう。
それに先輩に限って、そんな危ない本は読んだりはしないだろうから、とりあえず先輩を信じることにした。
僕は先輩の分析を続ける。
趣味は読書。ご覧の通りだ。
僕はあまり読書をしないが、先輩はとにかく読書好きだ。
暇さえあれば、常に読書をしているような気さえする。
もっとも、僕は先輩の他の趣味自体を知らないからなんとも言えないのだが。
そして、その読書のお供に欠かさないのが、お茶だ。
先輩のティーカップを見ると、いつの間にか空になっていた。
(……うん、これはヤバい)
先輩は無類のお茶好きである。
それはもう古今東西、緑茶に紅茶にハーブティーと、色々なお茶が好きだ。
読書の際は必ずお茶をお供に据えている。
そんな先輩がカップを手に取った時、中身が空だったらどうなるか。
絶対に機嫌を悪くするに決まっている。
怒らせた先輩はとても怖い。美人が怒ると怖いの典型例だ。
その上、後に尾を引くため滅茶苦茶厄介なのである。
依然、そうとは知らずに怒らせてしまった時は、一週間以上も口を聞いてもらえなかった。
その時は喫茶店でケーキをご馳走してやっと許してもらえたが。
二人きりで、二人して無言と言うのはとにかくストレスが溜まる。
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