15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/05(土) 22:59:31.26 ID:SOIqJQOvo
しばらくして、彼が病室へ入ることを許された頃
私は自分の足が、もうどうしようも無いのだと理解し始めた
ほんの少しだけ、期待していた
ドキュメンタリー番組なんかでは決まって、こういう時奇跡が起きるものだから
だから……私にだってそんな奇跡あっていいじゃないか、と
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/05(土) 23:39:16.19 ID:SOIqJQOvo
私は今、彼と一緒に河原にいる
ここまで運んでくれたのは彼
ここまで来ようと行ったのは私
「あ」と小さく呟いた彼の視線の先で、小鳥が飛んで行った
私はそんな小鳥へ手を伸ばし、空を見る
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/05(土) 23:41:11.02 ID:SOIqJQOvo
終わる
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/08(火) 03:56:24.05 ID:7Ct63T9tO
乙
こういう現実的な話好きだ
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