過去ログ - 菫「見つけた。貴方が私の王だ」咲「えっ」
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2014/06/27(金) 23:31:25.07 ID:cMGVLU1+0
咄嗟に、触れたままの指先を退けてもらおうと、咲は眼前に立つ少女に訴えようとした。
が、見上げる先にある端正な顔立ち。その瞳が気難しげに細められた。
そして、形の良い唇が開く。
以下略
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2014/06/27(金) 23:34:43.37 ID:cMGVLU1+0
だが、そんな咲の希望的観測を否定するよう少女は首を左右に振る。
菫「私が、貴方を見間違うはずがない」
咲「で、でも、初めてお会いしましたよね?」
以下略
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2014/06/27(金) 23:37:31.18 ID:cMGVLU1+0
主人「そんな所で何をやっている!?」
野太い怒鳴り声と、寒さで悴む指先で咲は持っていた桶を地面に落としてしまった。
バシャリと汲んだ水が辺りに染み渡り、その向こう側から荒々しい足音を響かせ主人がやってくる。
以下略
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2014/06/27(金) 23:40:08.04 ID:cMGVLU1+0
聞こえてきた声は確かに少女のもので、
怒りの余り咲にしか意識がいっていなかった主人はやっとその存在に気付いた。
主人「…どこの馬鹿か知らないが、こいつは我が家の下働きだ」
以下略
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2014/06/27(金) 23:42:45.62 ID:cMGVLU1+0
瞬間、地面を見るしかなかった咲は我が目を疑う。
堅いはずの地面がぐにゃりと水面のように波打つと、そこからにょきりと腕が生えた。
それも人の腕とは違う、まるで鳥の羽の如く羽毛を生やした腕だ。
以下略
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2014/06/27(金) 23:44:57.72 ID:cMGVLU1+0
先程骨が軋む音がしたように、そのまま力が掛かっていけば確実に主人の骨は粉々になるだろう。
狂ったように悲鳴を上げまくる主人の姿を呆然と咲は見返している。
人を襲い、喰らうと言う妖魔が主人を殺めてしまったら…次は咲の番なのだろうか。
以下略
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2014/06/27(金) 23:47:21.84 ID:cMGVLU1+0
そうして、頭上から響く声を聞いた。
菫「黙らせろ」
『御意』
以下略
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2014/06/27(金) 23:50:12.62 ID:cMGVLU1+0
コクリ、唾を呑み込み咲は自身を抱きとめる少女を仰ぎ見ようとする。
だがその途中、視界の隅の地面がまた、ゆらりと波打った。
ズズズ、と地面より這い出てきたのは虎ほどの大きさの獣だが、
以下略
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2014/06/27(金) 23:52:12.78 ID:cMGVLU1+0
背後より抱きとめていた体が重みを増し、守ろうとした人が気を失ったのだと菫は気付く。
くたりと垂れた咲の頭を自らの胸元へと引き寄せる。
以下略
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2014/06/27(金) 23:53:42.07 ID:cMGVLU1+0
とりあえずここまで。
毎週金曜日に更新予定です。
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2014/06/27(金) 23:55:08.13 ID:MXFITlLlO
乙 懐かしいな
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