過去ログ - 【ダンガンロンパ】苗木「ボクの恋人は>>2」
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◆AZbDPlV/MM
[saga]
2015/04/08(水) 15:54:55.80 ID:D7Kf5z0y0
セレスさんの言葉に、胸の辺りから血が沸くように全身が熱くなる。これが滾るって感覚なんだろう。その勢いでボクはセレスさんを抱き締めた。
セレス 「ようやく、その気になりまして?」
苗木 「セレスさんが、そこまでボクを望んでくれているなら…応えないとって、思ったから」
苗木 「……自信はないけど」
セレス 「このような行いに自信満々な苗木君なんて、想像もつきませんわ」
くすくすと笑いながらセレスさんは再び、ボクに顔を寄せ、今度は耳元で囁く。
セレス 「決意を固めたのでしたら、あなたの手で、わたくしを暴いてください」
その言葉に導かれるように、少し身体を起こしてセレスさんの服に手をかける。緊張で手が震える。ネクタイや上着は楽に脱がせられたけど、ブラウスのボタンがなかなか外せない。セレスさんを焦れさせているのではと思い、顔色を伺ってみると、セレスさんの方も緊張しているのか、不安気に眉尻がたれ、唇を少し引き結んでいる。
こんな時にその表情は反則過ぎだよ…! 今日はセレスさんの色んな表情や感情を目にしている。少し不思議な感じだ。
セレス 「何ですか? 笑っていないで早くしてください」
苗木 「本当に初めてなんだなぁって…緊張してるセレスさんが可愛くて」
セレスさんも不安と緊張を抱いているんだと思うと、ちょっと気持ちが楽になった気がする。
セレス 「……わたくし、この先あなたに対して以前のように振舞えるか、不安になってきました」
苗木 「ボクはその方が嬉しいな。嘘のないボクだけが知ってるセレスさんそのものの姿なんだもん……それって彼氏の特権…だよね?」
自分で“彼氏の特権”とか言ってしまって恥ずかしいけど、でもそれを声に出したことで、セレスさんの恋人だと思っていいんだと、ようやく自信を持てた。
セレス 「……さきほどから生意気ですわよ」
微かに頬を染めながら顔を反らせるセレスさんに、今度はボクがその頬に手を添えて、先ほど触れ合わせた唇にもう一度触れ合わせた。
ドキドキする。でも、緊張は幾分飛んでいる。先ほどよりも柔らかな感触と暖かさをしっかりと感じて、また高揚する。
セレス 「ふふっ」
顔をあげると、頬を紅潮させて笑うセレスさんがいた。ズルいなあ…。
緊張が幾分和らいでが落ち着いてきたところで、止まっていた手の動きを再開させる。ブラウスのボタンを外していくと、三つ目を外した辺りで、血が抜けているんじゃないかというほどに白い肌と、それとは正反対に黒いレースの下着を身につけた胸元が覗く。
苗木 「セレスさん…その髪、ウィッグだよね?」
セレス 「ええ」
苗木 「ボクが外すと、変にセレスさんの自前の髪に絡まったりしたらいけないから、外してくれる?」
セレス 「解りました」
セレスさんは慣れた手付きでウィッグを取り外す。体育の時間でしかお目に掛けなかった短い髪のセレスさん。この髪型のセレスさんもやっぱり可愛い。でも、セレスさんはこだわりが強いためか、なるべくなら素の状態でいたくはないらしい。けれど今、ボクの目の前にいるのは、ギャンブラーでも、作られても演じてもいない姿のセレスさんだ。これもボクだけの特権。
ちょっとした優越感に浸りながら、ようやくボクの方もボタンを外し終える。一度生唾を飲み込んでから、ブラウスをセレスさんの肌からするりと離す。
苗木 「っ」
セレス 「緊張している場合じゃありませんわよ?」
セレス 「まだ、わたくしを半ばまでしか暴いていないのですから」
暗に急かされてしまい、スカートに手を掛け、それもセレスさんから剥ぎ取ると、セレスさんの肌を隠すモノが下着と靴下だけになる。
ヤバい…ボクは変態かも知れない。今のセレスさんの姿に興奮してしまっている。
苗木 「セレスさん…」
セレス 「っ!」
セレスさんの身体を抱き寄せて、太腿と呼ぶには細いその腿を撫でながら、靴下をするすると脱がせる。セレスさんの肩がぴくりと反応したのが解る。
その流れで、今度は下から上へと横腹や背中を撫でながらブラのホックを外す。案外簡単に外れてくれて安心する。最後の一枚であるショーツもボクの手で下ろす。
抜けるような白い肌、女性らしいたおやかさ…何も身につけていないセレスさんの生まれたままの肉体が、全てがボクの前で露わになる。
苗木 「スゴく綺麗だ…セレスさん」
感嘆混じりに思わず口を突いて出てしまった言葉に、何を言っているんだと恥ずかしくなる。
セレス 「ありきたり過ぎますわ。さすがは歩く平凡の苗木君」
苗木 「ええー……」
咄嗟の感想ですらダメだしされてしまうとは…余計に恥ずかしくなる。どうせボクは何をしても平凡だよ。解ってるよ。
セレス 「そういうところが、大変好ましいのですけれど」
セレスさんの顔が近づく。三度目のキス。今度はどちらともなく、舌を触れあわせる。呼吸が難しくて、ぎこちない動きだけれど、ぬるりと絡みあう感覚は、セレスさんとひとつになっているようで心地良い。
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