過去ログ - 【ダンガンロンパ】苗木「ボクの恋人は>>2」
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30: ◆nn2xPKyinc[sage saga]
2014/06/28(土) 17:45:40.42 ID:96tmpD3E0
運命と言われればそうかも知れない。本来ならば、ボクはここにいないはずの人間。特別な枠があるからこそ、この学園にいることを許されている人間。
出会うはずのない人間。でもだからといって、ボクはそれに安易に応えられない。学園長のことを、最近知るようになったばかりで――
まて、こんなことを考えているということは――学園長と少なからず、そういう関係になっても構わないと思っているということなのか?考えが纏まらない。こんがらがってきた。

深みにハマる前に退室しようと、席を立つ。

苗木 「……失礼します」

ボクの様子に、それを予測していたといった表情で、学園長は肩を竦めた。

仁 「明日、差し支えなければ来てくれるかな?」

苗木 「……解らないです」

仁 「そうか」

背後の声だけで表情は解らなかったけれど、ここで振り向けばそれが答えになる気がして、扉を開いて足速に学園長室から出た。


―――――――――


ボクの性分だからなのか、結局は学園長の言葉に自分の中で決着をつけないまま、今日も学園長室の扉の前まで来てしまった。

苗木 「来なきゃいいのに、バカだよな…ボク」

最初に呼び出された時とはまた違う緊張感に胸が痛くなって来た。一度深呼吸をしてから、扉をノックした。

仁 「はい」

短い返事。ノブに手を掛けるのに躊躇ってしまう。ノックしてしまったけど、引き返してしまおうか?
ピンポンダッシュのようなマネを、よりにもよって学園長相手にやらかそうと思案しだすところで、予想外に目の前の扉が開いた。
ゴンッという音が頭の中で響いて、同時に額に痛みが走る。

苗木 「うがっ!?」


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