過去ログ - その日、俺はあの人達に出会ったんだ
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4: ◆ljF/ZTgs8w[saga]
2014/06/29(日) 15:56:56.63 ID:i584iPJs0
男「鬱だ」

親父「本当に申し訳ありません」

息子「あと、一つだけ頼みがあるのですが」

男「……なんだ?」

息子「はい。あなたに取り憑かせてほしいのです」

男「……はぁ!?」

親父「あ、一つ安心して欲しいのですが、貴方に危害は加えません。むしろプラスになるはずです」

男「…意味がわからない」

息子「貴方が特殊な能力を得れます」

男「能力?」

親父「はい。私の場合は少しの間時を止めることが出来ます」

息子「僕の場合は無生物を生物にすることが出来ます」

男「……本当だったら、かなり魅力的な話だけど…あんた達のメリットは?」

親父「メリット…というよりも、誰かの側にいることが私達の存在理由ですので」

息子「本当なら、元々側にいる人が居たのですけど、いつの間にかいなくなっていて、途方にくれていました」

男「…ふむ」

親父「…どうですか?」

男「……いいよ。ここで会ったのも何かの縁だし」

息子「やった!」

親父「ありがとうございます!」

男「ああ、それであんた達は何て呼んだらいいんだ?」

親父「私は、以前はザ・ワールドと呼ばれていました」

息子「僕はゴールド・エクスペリエンスと」

男「わかったよ。長いから世界さんと金色さんでいいか」

世界「了解です」

金色「……金色…」

男「俺のことは男と呼んでくれ。で、一つ聞きたいんだけど」

世界「何でしょう」

男「あんた達以外にも幽霊?はいるのか?」

世界「いますよ。私達はスタンドと呼ばれ、私達を使役している人をスタンド使いと呼ばれていました」

男「それじゃあ、今日から俺もスタンド使いなのか?」

世界「そういう事になりますね」

金色「……金色」

男「ま、おいおい何かあったら聞いてもいいかな?」

世界「はい。遠慮せずに聞いて下さい」

男「じゃ、これからよろしくね」


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