31: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/28(土) 18:48:06.66 ID:xpCfEu5V0
やむなく太郎は、道の端に寄って一人の脇をすり抜けた。
だがその刹那、太郎の倍はあろうかという野太い腕が、その首筋にぬっと伸びた。
太郎の体が軽々と浮く。
乗り手を失った自転車はそのまま直進。勢い良く電柱に激突した。
「は、放してください!」
太郎がわめく。
「どすこい放さぬ。有り金全部、置いてくでごわす」
「小銭しか無いですよ!」
「その小銭が欲しいでごわす」
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