過去ログ - 走れエロス
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7: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/28(土) 18:25:06.76 ID:xpCfEu5V0
中学生はエネルギーの塊である。

若く、日々その熱量を持て余す彼らは毎日その捌け口を探しており、

溜まったエネルギーは何かしらの方法で発散させなくてはならない。
以下略



8: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/28(土) 18:25:48.20 ID:xpCfEu5V0
では、そんな中学生からエロを取り上げたらどうなるか。

タダでさえ若きエネルギーが有り余っている所へ上記の相乗効果によって

他の場所も色々モリモリエネルギーを余らせ始めるのだから
以下略



9: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/28(土) 18:26:32.16 ID:xpCfEu5V0
さて、ここからが負の連鎖の始まりである。

睡眠不足は授業への集中力低下させ、集中力の低下は学力の低下へと繋がってゆく。

若者の力が衰えれば、近い将来、国力の低下は避けられない事態になるだろう。
以下略



10: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/28(土) 18:27:18.42 ID:xpCfEu5V0
さらに言えば、先程の例は人間の三大欲求、即ち『食欲』『性欲』『睡眠欲』のうち、

『性欲』と『睡眠欲』の実に二つもが踏みにじられている。

太郎は何かの授業で次のような言葉を習った。
以下略



11: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/28(土) 18:28:02.70 ID:xpCfEu5V0
大体、鈴木も男なのだ。

男であれば、過去に自分が受けた苦しみが分からない訳でもないだろう。

例え猥本を見つけたとしても、「もう持ってくるんじゃないぞ」と注意すれば良い。
以下略



12: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/28(土) 18:28:40.92 ID:xpCfEu5V0
職員室の扉を勢いよく開ける。

ズカズカと中へ大股で踏み込む。

鈴木はいる。自分の机に座っている。
以下略



13: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/28(土) 18:29:19.25 ID:xpCfEu5V0
「先生!」

怒鳴りにも似た声を鈴木の背中に浴びせかける。

だが鈴木は別段気にした様子もなく、
以下略



14: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/28(土) 18:29:53.25 ID:xpCfEu5V0
何かまずい事をしただろうか。

いや、『今日は』いかがわしいモノなど持っていない。

何か言われる筋合いは無い。何か取られる筋合いも無い。
以下略



15: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/06/28(土) 18:30:37.29 ID:xpCfEu5V0
「家庭訪問をしようと思ってな。お前、自分の成績がどうなっとるか分かるか?」

鈴木は声色を落として喋りながら、太郎の前にB5大の白い封筒を二つ突き出した。

「こないだのテスト結果と、クラスの成績表だ。親御さんに渡しとけ。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/28(土) 18:30:43.28 ID:l5BJyPSr0
スラスラ読めて面白い


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