102: ◆CW6LlqZOVU[saga]
2014/07/09(水) 01:39:23.78 ID:puYH2o7EO
シャル「あ、そういえばこの間のあれでクラス対抗戦は中止になったんだよ」
箒「元々専用機持ちがうちのクラスだけ多すぎたから正直なくて良かったと思うけどな」
セシリア「イギリス、フランス、ドイツ、日本と、予選敗退の結果が知られてしまうと各国示しがつきませんものね」
一夏「商いは好きやけど、政は好かんのう」
鈴「そんなこと聞くとあたしはある意味二組で良かった気もするわね」
一夏「よくもまあ何も知らん人間がデカい顔して偉そうに自分ではでけへんこと言いよるもんやで」
箒「姉さんはそういう連中のことが嫌いだったな」
セシリア「篠ノ之博士のことですわね」
シャル「まあよく知らないけどそういう天才は苦い思いをさせられそうだよね」
一夏「あの人の場合はそういうアホを利用する頭と立場を築く頭を併せ持っとったからのう」
ラウラ「・・・私の祖国も一夏の一件をだしに教官を呼んだからな」
一夏「別にラウラが悪いわけやないし、千冬姉の一番弟子になるまで努力しとったんなら行った甲斐あると思っとるで、あの姉貴は」
ラウラ「しかし私はお前に負けた、弟子失格だ」
一夏「俺も色々ボロのチョンに負けとるしのう、それに一回負けてハイサイナラする千冬姉ちゃうがな」
箒・鈴「・・・」ウンウン
シャル「そうだよ、そんな人が教職に就くわけないんだし」
セシリア「負けた後に何を感じ取るかが重要だと思いますわ」
一夏「弟子は弟子なりの乗り越えるもんを乗り越えて、師匠は師匠なりの乗り越えるもんがある、師弟関係言うんは言わば二人三脚やな。ラウラがずっと落ち込むと千冬姉も落ち込んでもうてそれこそ目も当てられへんことになるで」
ラウラ「・・・それもそうか」
一夏「ただまあ、負けたら次無いなっちゅうやつもおるから勝つ負けるともう一つ逃げる選択肢も入れといた方がええで」
シャル「なるほど・・・」
箒「生き延びてこその成長だからな」
セシリア「さすが一夏さんですわ」
鈴「あんたも色々経験してるわね」
ラウラ「・・・亡国機業という組織があってな」
一夏「・・・」
セシリア「その組織は一体なんですの?」
シャル「聞いたことがあるようなないような・・・」
箒「あまり健全な組織ではなさそうだな」
ラウラ「私が落ちこぼれていたころに数名我が軍でそのメンバーを捕えたことがあってな、任務から外されていたので詳しくは知らないがそいつらをたまたま一目見て直感したよ、『こいつらは危険だ』と」
一夏「・・・」
ラウラ「尋問の前に全員歯の裏に仕込んでいた毒で自殺して何も分からずじまいだったが、あの時以上に恐怖を感じたことは無かった」
一夏「・・・そういう危なさを感じ取れる勘は持っといて損は無いやろ」
箒(一夏・・・?)
ラウラ「そうして怯えていたところを教官は『見込みがある』と私を育ててくれたのだ」
鈴「今のあんたの敵じゃないでしょ」
ラウラ「私もそう思っているが、規模も所属も何もかも不明な組織だ、どんな怪物がいるのかも分からないとなるとな・・・」
一夏「この学園には一年坊の俺らよりも先輩方もおるし、規格外の先生もおるから安心やろ」
箒・鈴・シャル・ラウラ・セシリア「・・・」
この時、一夏本人は隠しているつもりだったが、食堂にいた全員が一夏の全身が燃え盛るような錯覚を覚えていた。
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