32: ◆CW6LlqZOVU[saga]
2014/07/01(火) 01:13:56.13 ID:lWX8b2yqO
一夏の鍛錬場所(ただの広場)
一夏「うっしゃ、やるか」
箒「真剣は用意したが、何に使うつもりだ?」
一夏「それで俺に斬りかかってきてくれや」
箒「正気か一夏!?」
一夏「鳳鈴音、中国拳法家、無手も武器も多彩なやつやねん、大阪でジークンドー覚えるまであいつにようけシバかれとってな」ゴキゴキ
箒「あいつのISは中距離タイプだと聞いているが・・・」
一夏「装備にそういうのがあるのと、今までそれだけでやれて来ただけやろ、セシリアかてファンネル隠しとったんやから」
箒「だが、さすがに人を斬るのは・・・」
一夏「アホ、当たらんかったらただの扇風機や」
箒「後悔するなよ一夏、腕なんて簡単に斬り落とせるんだからな」シャキン!
一夏「ブッ殺すつもりで来てくれや」スッ・・・
箒「行くぞ!」ピッ!
一夏「しっ!」ガキン!
箒の真剣の面打ちを左フックで逸らす一夏
箒「これは躱せるか!?」
次いで胴抜きが一夏を襲う
ゴッ!
一夏「さすがにやばかったわ」ギリギリ
肘と膝で刀身をとらえ、すかさず箒の後ろ回し蹴りが一夏を突き飛ばす、正に真剣勝負
お互い一撃を喰らうこと即ち死であるということが常、二人の技術以上のものを引き出すには充分な緊張感である
篠ノ之箒もまた、更なる高みへと昇っていく
斬る、躱す、突く、捌く、打つ、蹴る、
攻防の数が優に200を超えた頃
一夏「ハイストップ」はあ・・・はあ・・・
箒「・・・・・・・」はあ・・・はあ・・・
このままでは鍛錬ではなく死合になると判断した一夏は、あっさりと熱を冷ました。
一夏「やっぱお前が無傷のまま勝つんはしんどいな」ぜえぜえ
箒「なめすぎだぞ一夏」ぜえぜえ
一夏「このままやとどっちか死んどったな」ふうーーー
箒「すまない、歯止めが利かなかった」
命のやり取りの際、最も必要なものは何か?
『迷わない』ことである
ある一定の実力者同士が立ち会った際の死合の凄惨さたるや、筆舌に尽くしがたい。
篠ノ之箒:ファイトスタイル剣道
10代に於いては最強の剣士、彼女もまた織斑一夏と並ぶかそれ以上の修羅。
一夏との再会でなりを潜めてはいるが
優秀すぎる姉を持ち、優秀すぎる姉のせいで人生を変えられ、鬱屈しているうちに彼女も心に修羅を目覚めさせてしまっていた。
一夏「鈴に関しては、何でもやりよるいうんが怖いな」
箒「近接も飛び道具も備えているからな、それらを扱う技術も相当なものだろう」
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