43: ◆CW6LlqZOVU[saga]
2014/07/02(水) 00:50:21.71 ID:RtW8R6T+O
勝負当日
鈴「それじゃ、始めよっか」
一夏「おう」
IS展開
一夏「専用機って派手な機体ばっかやな」
鈴「あんたのも派手じゃない、真っ白で」
一夏「白式っていうねん」
鈴「あたしのは甲龍(シェンロン)っていうのよ」
一夏「ドラゴンボール・・・」
鈴「言うと思ってたわよ!」
鈴は双天牙月で一夏に斬りかかる
箒との鍛錬で斬撃に対しては強い、雪片二片で捌ききる
鈴「やっぱこれだけじゃ無理ね!」
そういうと双天牙月が二つに分かれた
一夏「二刀流かい」
名前の通り双天牙月は手数を双つにする
一夏はかつて見た香港映画のアクションシーンを身をもって味わうことになる
二つの刃が猛威をふるう、かと思えばまた一振りの青龍刀として一夏に襲い掛かる
変幻自在、臨機応変、中国『剣』法に苦戦を強いられる
一夏「たまらんのう」
一夏は笑っていた、自分よりも食事をする時間が遅かった、食事の後すぐに休むほど疲弊するまでの鈴の努力の結晶をぶつけられることが嬉しかった。
鈴「ヘラヘラしてんじゃないわよ!」
「俺の努力は間違っていなかった」そう一夏は確信していた、五反田弾、篠ノ之箒、セシリア・オルコット、そして鳳鈴音。
この四人ともが血の滲むような鍛錬の果てに一夏を追いつめている。そんな彼らが誇らしかった。今すぐ叫びたかった
「俺の親友は素晴らしい」と
しかし今は真剣勝負の真っ只中で己の全てを賭けている、誇らしいなら、愛おしいなら相手を打ち倒すのが最大の愛情表現であると一夏はより一層死合に没頭した。
側から見れば、一夏の真剣勝負の最中の笑顔は不誠実に捉えられるだろう。事実、鈴は不快感を露わに一夏を更に激しく攻め立てている。
しかし、一夏の努力を知るものは理解している、一夏は嬉しいのだ、努力の結晶をぶつけ合えることがたまらなく好きなのだ。
初めは不快感を隠さなかった鈴もその事実に気付くと、笑みがこぼれた。まるで芍薬のような笑顔で一夏と向き合う。
互いの存在を慈しむような死合は次の局面を迎える
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