過去ログ - 【咲‐Saki‐】京太郎「俺は一番になりたい」ゆみ「ここまでは順調、かな」【安価】
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71: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/06/30(月) 21:08:16.95 ID:vYWB/GNEo

 俺は自分のあまり着ないような服を押し付けると
 東横にシャワーでも浴びて来いと言い放って
 客間から自室に布団を運び込む

 いくら東横が喋らなければ高いステルス性を持つとはいえ
 見ず知らずの女の子がいきなり寝泊まりしていたら
 父さんもビックリするだろうし(明日休日だから家にいる)

 その辺説明するものまたややこしいことになりそうではあるが

京太郎「……あれ? これって、実はかなりヤバいんじゃね?」

 同級生の女子生徒を無理矢理自室に連れ込んだ男

 しかも男と女生徒の関係はクラスメイト止まり
 ここまでの字面だけ見れば完全に犯罪者である

京太郎「いやでもやはり見て見ぬフリはできないし……」

 そう、これは緊急避難的なアレであって
 グヘヘでウヒヒな青春的パトスの高まりとは 
 完全に無関係である。そう。俺は善意でやっているんだ

 やましい気持ちなんて一ミリもない!

桃子「……なにやってるんすか?」

京太郎「……逆立ちをしようと」

桃子「それは、見れば解るんすけども……」

 つまりはどうしてそんなことをしているのか?
 と訊きたいんだな? HAHAHA
 そりゃ地獄の業火を涼しくするために心頭滅却しているのさ

京太郎「まあゆっくりしていってくれってのは、無理かもしれんが」

桃子「そりゃ目の前で壁伝いに逆立ちしている人が居たら」

桃子「落ち着けるものも落着けないっす」

 ですよね

 逆立ちを解除してベッドに胡坐をかく
 
京太郎「……寝るか」

 時間も時間だし
 
桃子「は、はいっす」

 何をテンパっているのか、ぎこちない動きで
 東横は布団に潜ると、こちらに背を向けた

 それを確認して、俺も部屋の明かりをスイッチで消す

桃子「おやすみ、なさいっす」

京太郎「ん」

京太郎「……俺はさ、待ってるから」

桃子「…………」

京太郎「その気になったら、いつでもいい。話してくれ」

桃子「……はいっす」

 暗い部屋の中で、自分以外の体温があることが
 なんとなく、不思議で――懐かしい感じがした
 俺は以前にも、こんなことを――

 窓の向こうの、月明かりのない夜空のような
 静寂の中に意識は沈んでいった


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東横桃子の友好度制限は解除されました
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