過去ログ - 【咲‐Saki‐】京太郎「俺は一番になりたい」ゆみ「ここまでは順調、かな」【安価】
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82: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/06/30(月) 21:55:10.45 ID:vYWB/GNEo
 
照「あ……」

 照さんの服装は、前回に見た活動しやすく
 落ち着いた色のそれではなく
 白い、セーラー服のような……
 っていうかセーラー風の制服だった
 キャスケットと鞄は健在で、薄い上着を羽織ってらっしゃる

京太郎「一ヶ月ぶりですね」

照「うん」

京太郎「それで、それ、白糸台の制服ですよね」

照「そう」

京太郎「相槌を打つだけじゃなくて会話をしましょうよ……」

 制服ってことは、学校の用事か何かで
 長野にまで来たってことだろうか

京太郎「えと、時間があるようなら上がっていきます?」

照「うん。時間ならまだあるから大丈夫」

 照さんは門をくぐって、須賀家の敷地を
 キョロキョロ見回して

照「ここも全然変わってないね。なんだか、安心した」

 変わりようがないだけだと思いますけどね

 玄関をくぐって――

 あ゛、しまった
 東横のローファーが……!
 照さんはこの家に女っ気がないのを知っている
 つまり、女物の靴があるのはおかしいわけで……

 俺は、ごく自然を装って東横の靴を
 端っこに寄せると、自分の陰になるような位置に立つ

照「?」

 ばれてない……ばれてないぞ……

 事情を知らない第三者に東横を見られるのは不味い
 いや、見えないかもしれないけど!
 それでも用心するに越したことはない

京太郎「それで、今日はどうしてまた長野に?」

 なんとかリビングまで誘導
 お茶を用意する間も、誰かがやってこないか
 逐一観察しつつ――

照「……なんで自分の家でキョロキョロしてるの?」

京太郎「ホェアッ!?」

京太郎「……うーっと」

京太郎「と、父さんがまだ起きてないんですよ」

京太郎「ほら、照さんに身内の醜態を見せるわけにもいきませんし……」

 これはなかなかいい言い訳だぞ須賀京太郎!!!
 声が若干震えていたことを除けば完璧だ!!!


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