20: ◆vgbPh/qA6.0z
2014/06/30(月) 19:15:02.34 ID:LvRFLswzo
−演習場−
提督「おーい、陸奥ー?」
陸奥「呼び出してしまい申し訳ありません」
提督「いやー、気にすんない。そんで、話ってのはなんだ?言っとくがな、陸奥からの突然の告白とかでもない
限り、俺は動じないぞ!」
陸奥「インタビューには随分と動じていたようですが?」
提督「ぐぬぬ」
陸奥「はぁ、非常にどちらも鈍感の極みをいってるので、僭越ながら口出しをさせてもらおうかと思いまして」
提督「はい?」
陸奥「提督が私達艦娘に好意を持って接してくださってるのは理解しています」
提督「な、何急に改まってんだよ」
陸奥「先日、姉の長門から連絡を貰いました。内容は長門姉さんが着任している提督と契りを交わす、というも
のでした」
提督「……」
陸奥「提督は仰ってましたよね。私達は頑張れば褒めるし、褒めれば喜ぶ。同じように、憂う気持ち、届きそう
で届かない気持ち、というのもあるものです。提督がこの鎮守府に着任して、ここで職務を行ってた期間という
のはそこまで重要でしょうか?着任して日が浅いから、というのは逃げ口上です。直向に頑張るあの子を、いつ
でも明るく、弱音も吐かないあの子を、貴方に全幅の信頼と愛を以って接するあの子に、いい加減に応えてあげ
るべきと、私は思います。悲しい思いをして欲しくない、させないのが提督の持論でしょう?宣言直後にその誓
約を反故にするのは如何なものかと思います。出すぎた真似、生意気な発言の数々、不愉快な思いをさせた事と
思いますが、私の言い分は以上です。提督に対する暴言と反発行為に変わりはありませんので、謹んで懲罰は受
けます」
提督「はは、参ったな。いや、陸奥の言うとおりだ。飄々と言い逃れでもしようかと思った自分が恥ずかしい」
陸奥「榛名は、貴方の秘書艦である前に私達の仲間です。仲間を泣かせる者を私は許さない」
提督「ああ、そうだな。俺も許さない。悪かったよ。いってくる」
陸奥「はい、よき采配を期待してます」
提督「う、うっせー。一言余計なんだよ!」プンスカ
陸奥「ふふっ」
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