過去ログ - 勇者「俺の目的は魔王討伐じゃない」
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12: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/06/30(月) 20:42:31.31 ID:Ip9gb3730



刺客「勇者、覚悟ッ!」

勇者「失せろォっ!」ザシュッ

刺客「グフッ」

狩人「ふー、危なかったね〜」

戦士「すまねぇ勇者さん!俺、いつも足手纏いで!気持ちに体がついていかねぇんだ!俺、俺…!」涙ブワッ

勇者「誰も期待してない。それよりも最近、刺客が頻繁に来るな」

狩人「西の化物を討ったせいかね〜」

呪術師「ゆ、勇者様に近づく奴は私が呪い殺してあげるから、安心してぇ勇者様ぁ」ニタァ

勇者(…最近は俺が寝てる間に敵が来たら対処してくれるが、刺客よりこいつのが油断できないんだよな)

戦士「勇者さん!くじけたら駄目だよ!俺たちが側にいるから、いつでも側にいるからっ!」

勇者(四六時中役に立たないんだよな、こいつ)

狩人「これじゃあ全箇所の化物を討つ前にバテちゃうかもね…ほら見てよ、この地図」

勇者(狩人の情報収集能力は高いが、俺の旅の目的とはズレる…)

勇者(クッ、いつまでもこいつらと旅をするのは限界だぞ…)

狩人「…で、ここからここまでは馬車ですぐなんだけど、ここがね…」

勇者(…うん?待てよ、それなら…)

勇者「おい全員聞け」

戦士「何だい勇者さん!俺は受け入れるよ!例え勇者さんが何を言おうと、俺は現実から目をそらさない!だって仲間なんだから!」

勇者「いいから聞け。おい、手分けしないか?」

狩人「手分け?」

勇者「そうだ。このままのペースだと日数がかかって仕方がない。だから俺とお前達3人で手分けして、それぞれ宝玉を集めないか」

狩人「うーん、できるかなー」

戦士「できないわけないんだよ!俺たちのリーダーが言うことに、できませんって言う答えはないんだよ!俺たちは、やらねばならないんだよッッ!」

呪術師「ゆ、勇者様に初めて頼られた…」キュンキュン

勇者「やってくれるな?」

戦士「イエス!俺の答えはその一言さ!」

呪術師「や、やりますわ…デュフフフフフ」

狩人「うーん、ならやるしかないねー」

勇者「よし…頼んだぞ」




一同「行ってきまーす」「歩け歩け!前に進め!それしか道はない!」「勇者様ぁ…しばらくお元気でえぇ…」ウジウジ

勇者(これで邪魔者が片付いた!)

勇者「一応「足跡」を残しておく必要がある…東を目指すか」


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