過去ログ - アニ「壁に穴のある街で」
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/28(月) 00:06:49.17 ID:3yHVlLj/0
その日の夕食では互いに何も話さなかった

アニ「火を消すよ?」

サシャ「はい」

火を消した瞬間が最も暗いのはいつものこと

サシャ「あのーまだ少し話していいですか?」

アニ「いいよ」

サシャ「私がここに来た理由を言っていませんでした」

アニ「別にいいよ。もう」

サシャ「いや。言わせて下さい」

アニ「逃げたから」

サシャ「それはそうですが噂を聞いたからです」

アニ「噂って?」

サシャ「一人で巨人を討伐している兵士がいるって」

サシャ「しかも女性だって」

アニ「そう・・・それで私だってわかったの?」

サシャ「噂ではそこまでですが私は多分そうだと思ってました」

少しまずいかもしれないな

サシャ「・・・アニ?」

アニ「なんでもない」

サシャ「そうですか。これが私がここに来た理由です」

なぜよりによって私のところへ?

サシャ「なぜアニはここにいるのですか?」

アニ「誰かれもがこの世界を救えなかったから」

アニ「救わなかったから」

サシャ「少なくとも今日アニは私を救ってくれました」

サシャ「いえ。その前からずっと」

アニ「いいよ」

サシャ「最後に・・・アニが違うって夕飯の前に言ったことがわからなくて」

目を閉じる

アニ「寝ようよ。私が適当に言ったことだから意味ないから」

サシャ「はい。ではまた明日」


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