過去ログ - 京太郎「修羅場ラヴァーズ」明華「夢でも、あなたの横顔を」
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33: ◆fUP.t6E/JbsR[saga]
2014/07/01(火) 02:20:17.88 ID:BiDfwcWHO
「お義父さん、うちの眼鏡知らんー?」

「ああ、それならテーブルに――ぶっ!?」


下着姿で家の中を徘徊する絹恵に、京太郎が吹き出す。

目が悪い絹恵には分かっているのかいないのか、フラフラと覚束ない足取りで、際どいところが見えそうになっている。


「ほ、ほら……コレだよ」


しかしこのまま放って置く訳にもいかず、京太郎は極力絹恵から視線を逸らしながら、テーブルの上の眼鏡を取って絹恵に握らせた。


「あー、これでよう見える! ありがとなお義父さん!」

「んなっ!?」


視界が戻った瞬間にピョンと京太郎に飛び付いて抱き着く絹恵。

勿論、下着姿の彼女が力一杯抱きつけばその感触がダイレクトに伝わるわけで――非常に、京太郎の理性に悪い。


「えへへ、お礼に――好きにしてええよ? 私のこと」

「な、何言って……」

「最近、ご無沙汰なんやろ? お母さん、忙しいみたいやし」


耳にそっと、囁くように。


「だから、ええよ? 私の体を、好きにしても」


その声音は、娘が義父に向けるものとは、到底思えなかった。


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