過去ログ - 京太郎「修羅場ラヴァーズ」明華「夢でも、あなたの横顔を」
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881: ◆fUP.t6E/JbsR[saga]
2014/07/11(金) 00:45:08.00 ID:GbXaRw3uO
「……知りたいから。私も」

「え?」


この場にいない豊音に対して対抗心を燃やしても仕方が無い。それは分かっている。

意味のないこと、迷うまでもないこと。

十分に理解しているのに、口から出たのは正反対の言葉。


「……何でも、ないです」


ガサガサと資料を掻き集めて、席を立つ。

自分らしくもないと分かってはいたが、止められなかった。


「……少し、お小水に」

「もうちょっと恥じらい持ってくれ。頼むから」


頬に若干の熱を感じるが、京太郎には気付かれていないようだ。

シロはその言葉通り、部室を出てトイレへと向かった。







空いた窓からの微風が、少し古びた雑誌のページを捲る。

――熱■■覚!? 相■はあの、■■■■――

ズタズタに引き裂かれ、小さな穴が虫食いのように広がっているそのページは、誰の目にも止まることはなかった。



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