過去ログ - 【建て直し】Fate/extra　　―宮沢賢治と月の聖杯― -SS速報VIP

過去ログ - 【建て直し】Fate/extra　　―宮沢賢治と月の聖杯―

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21: ◆kW/TrkkVS2[saga]
2014/07/01(火) 21:38:35.25 ID:PJ2lHa5l0
賢治「……だから、殺した人の死を、生きている人々を幸福にするのに役立てるのです。それが、せめてもの罪滅ぼしになるんじゃないでしょうか」

賢治はどこか晴れ晴れとした顔つきになったマスターを見送ると、ゆっくりと椅子に座ります。賢治は、たしかな手応えを感じていました。

賢治の活動が聖杯戦争を少しずつ変えていっています。

以下略

22: ◆kW/TrkkVS2
2014/07/01(火) 21:52:17.23 ID:PJ2lHa5l0
とうとう神父の放送が響き渡り、すべての組のマスター達の決闘が終了したことを告げました。それは何十人もの人が死んだという合図でもありました。賢治は小屋にいながらにして、黙祷を捧げました。目の前で大量に人が死んで行くのは、直接見ていなくても、辛いものが在りました。
やはり賢治にとって、聖杯戦争とは酷く残酷なものでありました。賢治は、やっぱり聖杯戦争は間違っている事だと確信しました。

23: ◆kW/TrkkVS2
2014/07/01(火) 21:57:15.11 ID:PJ2lHa5l0
とりあえずここまで
こまったな、イベントが相変わらず思いつかない……

24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/01(火) 22:26:55.69 ID:fNGRCEvAO
乙です

久々に宮沢賢治読みたくなった

25: ◆kW/TrkkVS2
2014/07/01(火) 23:35:17.93 ID:LRlgIj7kO
翌日、賢治はいつものように桜へ野菜を届けたあと、廊下を歩いていると一人の少女とで出会いました。褐色の肌をした、可愛らしい眼鏡の少女です。彼女は誰かを探しているようでした。

「宮沢という人を探しているのですが…」

賢治「私が宮沢です。どうかしましたか？」

以下略

26: ◆kW/TrkkVS2
2014/07/01(火) 23:38:01.19 ID:LRlgIj7kO
と言い、人間性というものをホムンクルスのため持っておらず、そのため賢治のそれを参考にしたいということでした。賢治は少なからず力になりたいと思いました。

賢治「わかりました、私なんかでよければ力になりましょう」

27: ◆kW/TrkkVS2
2014/07/01(火) 23:51:23.68 ID:LRlgIj7kO
賢治とラニは賢治の小屋に来ていました。賢治は机の引き出しからいくつかの鉱物を取り出すと、ランプの光で透かして見せました。
緑青色にアマゾストンが光り、トパァスは辺りを金色に照らしました。

賢治「綺麗なものを綺麗と感ずる心も人間性の一部です。このトパァスなんかは本当にきれいでしょう？」

以下略

28: ◆kW/TrkkVS2
2014/07/02(水) 00:05:34.86 ID:K4Modig9O
賢治はなんだか楽しくなって、かけてあった星座早見を取り外しましたが、肝心の星空は見ることができないことを思い出して、少し残念そうな顔をしました。賢治にとって一番感動する景色は、やはり空気のすんだ日の、大空に散った星ぼしの姿でした。

賢治「星空はもっと綺麗なのですけれども、残念ながらもう見ることはできませんね…」

ラニは、顔をあげて賢治を見つめると、何やら作業を始めました。暫く彼女はぶつぶつと何かを唱えながら端末をいじってたかと思うと、突然彼女を中心として草原が広がり、小屋は空には満天の星の姿がある空間へと変貌しました。

以下略

29: ◆kW/TrkkVS2
2014/07/02(水) 00:08:28.72 ID:K4Modig9O
ラニ回でした
ここまでー

30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/02(水) 00:09:28.91 ID:YysItvObO
おっつー

31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/02(水) 00:12:39.18 ID:x4D/bGAcO
乙

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