過去ログ - キリト「叛逆の物語」 シリカ「私は貝になりたい」
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2014/07/25(金) 22:48:48.74 ID:OcvVaGyZ0
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暁美ほむらの回想
まどか「ほむらちゃん、独りぼっちになったらダメだよ。私なんかでも、話を聞くことぐらいなら…。」
まどか「何にも役に立てないかもしれないけれど、それでも、1人で悩んでるよりは、ずっといいと思うの。」
まどか「ほむらちゃんが苦しんでる時に、何もできないなんて…。私だってつらいよ」
ほむら「私ね、とても怖い夢を見たの」
まどか「夢?」
ほむら「あなたが、もう二度と会えないほど遠いところに行っちゃって、なのに世界中の誰もかもが、そのことを忘れちゃって…。私だけが、まどかのことを覚えてるたった1人の人間として取り残されて…」
ほむら「さみしいのに…悲しいのに…その気持ちを誰にも分かってもらえない。そのうちに、まどかの思い出は、私が勝手に作り出した絵空事じゃないかって…自分自身さえ信じられなくなって…」
まどか「うん…それはとっても嫌な夢だね。でも大丈夫だよ。私だけが誰にも会えなくなるほど遠くに1人で行っちゃうなんて、そんなことありっこないよ」
まどか「だって私だよ。ほむらちゃんでさえ泣いちゃうようなつらいこと、私が我慢できるわけないじゃない」
ほむら「どうして?なぜ、そう言い切れるの?」
まどか「そうだよ、ほむらちゃん、さやかちゃん。マミさんに、杏子ちゃん。パパやママやタツヤ。それに、仁美ちゃんやクラスのみんな。誰とだってお別れなんてしたくない。もし他にどうしようもない時だったとしても、そんな勇気私にはないよ」
ほむら「あなたにとっても、それは我慢できないほどつらいこと?」
ほむら「そう…そうだったのね。それがあなたの、本当の気持ちなら…。私、なんてバカな間違いを…。やっぱり、認めちゃいけなかったんだ。あの時私は、どんな手を使ってでも、あなたを止めなきゃいけなかった。まどか…」
ほむら「あなたにはね、どれほどつらいことだと分かっていても、それを選択できてしまう勇気があるの。あなたが…あなたにしかできないとこがあると知った時、あなたは、自分でも気づいていないほど、優しすぎて強すぎる。私ね、知ってるんだよ」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「そっか、やっぱりまどかも、何も覚えてないんだね。もしかしたら、あなたは幻かもしれないって。誰かが用意した偽物かもしれないって思ってた…。でなければ、こうしてまた会えるなんて…。どう考えてもおかしいもの。でも分かる、あなたは本当のまどかだわ。こんなふうに一緒に話ができて、もう一度また優しくしてくれて、本当にうれしい。ありがとう、それだけで十分に、私は幸せだった。もう行くわ。私、まだやり残したことがあるから」
まどか「ほむらちゃん?」
・・・
ほむら(大切な人のためならしねる。)
ほむら(まどかがまさにそういう人だったわ。)
ほむら(もし中沢君が今のことをまどかに言ってくれていたら・・・)
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