過去ログ - キリト「叛逆の物語」 シリカ「私は貝になりたい」
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57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/07/05(土) 01:10:36.50 ID:I1qrmq120
あたし、今日で死ぬかもしれない。あたしがあの巨人を倒せれば生き延びることができるけど。
多分間違いなくあたしは死ぬだろう。
でもそれでいい。あたしがしねばこの街は、そして世界は救われるんだから。

あたしは戦いに行く前に両親に、そしてキリトさんに手紙を書いた。
遺書と言ったほうが正しいかもしれない。


戦いの場
そこには巨人のモンスターの他に、バギー型のモンスターまでいた。

巨人「我輩は巨人である。名前は桐ヶ谷ひまわり。」

巨人「どこで生まれたかの見当はついている。何でも薄暗いじめめしたところでしくしく泣いていたことだけは記憶している。」

巨人「吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは綾野珪子という我輩の産みの親ともいうべき人であったそうだ。」

巨人「この綾野珪子というのは桐ヶ谷和人に恋をしている話である。しかし当時からこの恋心が我輩を産み出された原因だと思った。」

巨人「嫉妬のみならず、全ての暗い感情で我輩はできている。」

巨人「すべてのものを燃やさなければならない。我輩の内側では何もかもが妬ましい。」

巨人「父も母も友人も片思いの相手もその妹も妬ましい。いなくなってしまえばいい。」

巨人「なくなってしまえばいい、苦しめばいい、悲しめばいい。我輩のように泣けばいい。」

巨人「さあ今宵は何を燃やそうか。誰を殺そうか。さしあたって次はこの建物か。」

そこはアスナさんの家だった。

巨人「なるほど。一軒家やビルディングを燃やすよりはどうやら手軽そうだ。」

巨人「まあ手軽であろうと手数であろう同じこと。目標が定まれば躊躇する意味はない。」

巨人「何でもは知らないが何でも燃える。誰でも[ピーーー]。」


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