過去ログ - キョン「この中にポニーテールがいたら、俺のところに来なさい。」
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121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 15:14:35.62 ID:2KaaaGHw0
「涼宮、前にも言ったかもしれないけどさ、普通の高校生らしくポニーテールにしてみたらどうだ」

ガバッと起きあがって睨みつけられる。

「あんたに気持ち悪いことを言われたくなくて髪を切ったのにまだ言うの?」
以下略



122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 15:15:16.49 ID:2KaaaGHw0
その後、午前の授業中のほとんどを、俺は熟睡して過ごした。

腹が減って四時間目に目が覚めるまで誰も起こさなかったのは奇跡……いや偶然だろう、やはり。



123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 15:15:58.67 ID:2KaaaGHw0
俺の下駄箱に入っていたノートの切れ端。

そこには、

『放課後誰もいなくなったら、一年五組の教室まで来て』
以下略



124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 15:16:38.92 ID:2KaaaGHw0
「遅いよ」

ポニーテールにした朝倉涼子が俺に笑いかけていた。

ポニーテールを揺らして、朝倉は教壇から降りた。素晴らしいポニーテールだ。七十…いや七十五点だろう。
以下略



125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 15:17:37.01 ID:2KaaaGHw0
「ポニーテールか……」

「そ。意外でしょ」

くったくなく笑う朝倉。そのポニーテールの右半分が夕日に紅く染まっていた。
以下略



126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 15:19:53.03 ID:2KaaaGHw0

「でもね、私はポニーテールが嫌いなの。あなたの視線も気持ちが悪い。
眉毛もポニーテール型とか意味が解らない。
だったらもう現場の独断で強硬にポニーテールをやめちゃっていいわよね?」

以下略



127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 15:20:52.45 ID:2KaaaGHw0
……いや、待て。この状況は何だ? なんで俺が朝倉にナイフを突きつけられねばならんのか。
待て待て、朝倉は何と言った。ポニーテールをやめる?ホワイ、なぜ?

「冗談はやめろ」

以下略



128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 15:21:59.98 ID:2KaaaGHw0
「ふーん」

朝倉はナイフの背で肩を叩いた。

「ポニーテールをやめられるのがそんなに嫌?わたしにはポニーテールの魅力がよく理解出来ないけど」
以下略



129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 15:24:41.86 ID:2KaaaGHw0
ナイフを腰だめに構えた姿勢で突っ込んで来た。速い! が、今度は俺にも余裕があった。
朝倉が動く前に脱兎のごとく走り出し、後ろからポニーテールを見よう----として、俺は壁に激突した。

????

以下略



130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 15:25:47.16 ID:2KaaaGHw0
薄い影を床に落としながら朝倉がゆっくりと歩いてくる。

「ねえ、あきらめてよ。結果はどうせ同じことになるんだしさあ」

「……こんなに伸びてたらポニーテールの清潔感が台無しじゃないか」
以下略



131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/04(金) 15:27:02.00 ID:2KaaaGHw0
「最初からこうしておけばよかった」

その言葉で俺は身体を動かせなくなっているのを知る。髪の毛がまとわりついてる!ポニーテールで動けなくしてくれ。

下を向いた状態で固定された俺の視線に朝倉の上履きが入ってきた。ポニーテールが見えない最悪だ。
以下略



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