過去ログ - キョン「この中にポニーテールがいたら、俺のところに来なさい。」
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139:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 19:55:10.66 ID:2KaaaGHw0
「一つ一つのプログラムが甘い」

長門は平素と変わらない無感動な声で、

「天井部分の空間閉鎖も、情報封鎖も甘い。だからわたしに気づかれる。侵入を許す」
以下略



140:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 19:56:08.30 ID:2KaaaGHw0
朝倉はいきなり五メートルくらい後ろにジャンプした。
それを見て俺は、ああ、あのポニーテールの動きは最高だな、とか悠長なことを思った。

一気に距離を稼いだ朝倉は教室の後ろにふわりと着地。ポニーテールもふわりとした。たまらない。

以下略



141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 19:56:52.18 ID:2KaaaGHw0
「離れないで」

長門は俺のネクタイをつかんで引き下ろし、俺は屈み込んだ長門の背中に乗っかるような体勢で膝をついた。

「ポニーテール観察の邪魔をするな!」
以下略



142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 19:59:16.94 ID:2KaaaGHw0
長門は俺の頭をまたいで立っていた。邪魔だ。朝倉のポニーテールが見えにくい。
小説の朗読をするような口調で長門は何かを呟いた。こう聞こえた。

「私もこんな人間は庇いたくない。ポニーテールフェチで気持ちが悪い。
仮にポニーテールにしたら気持ちの悪い視線に耐えきれないだろう」
以下略



143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 19:59:57.42 ID:2KaaaGHw0
長門の顔から眼鏡が落ちて、床で小さく跳ねた。

「朝倉!」

我に返る。朝倉----正確には朝倉のポニーテール----を探さなければ!
以下略



144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 20:01:14.28 ID:2KaaaGHw0
「じゃ、とどめね」

揺らぐ空間の向こうに、朝倉の姿が見え隠れする。笑っている。ようやく見つけたので、俺も微笑んでいた事だろう。

「死になさい」
以下略



145:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 20:01:57.18 ID:2KaaaGHw0
長門の体中に刺さった髪の毛も砂になる。

朝倉は観念したように言葉を吐いた。

「あーあ、残念。でも良かった。これでそこの人間のいやらしい視線から解放されるわ」
以下略



146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 20:02:47.40 ID:2KaaaGHw0
八十五点が砂となった。

そんなの認められるわけがない。

俺がそう思うと、逆再生したかのように砂が立ち上り、朝倉が再生された。
以下略



147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/07/04(金) 20:04:22.65 ID:2KaaaGHw0

「ういーす」

ガサツに戸を開けて誰かが入ってきた。

以下略



148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/04(金) 20:05:14.64 ID:2KaaaGHw0
どうも寝ていたらしい。確かに昼飯を食べた後の記憶が曖昧だ。

昨日、古泉が俺に対して『願望を実現する能力がある』とか
『新世界の神』とか言うものだから妙な夢を見てしまったようだ。

以下略



149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/04(金) 20:06:29.36 ID:Lto3xOGWo
普通に喋ってくれる谷口に乾杯


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