過去ログ - キョン「この中にポニーテールがいたら、俺のところに来なさい。」
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235:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/14(月) 00:14:52.60 ID:6rMWAGQU0
気が付けば、ベンチのある場所にきていた。

途中、ちゃんと整列しなさいとか注意された気もするが気のせいだろう。

二列あるベンチの前列に鶴屋さんが座った。俺は当然その後ろのベンチに陣取った。

鶴屋さんはよく笑う人だ。「ひひーっ」、「わははっ」と笑うたびにポニーテールが揺れる。

思わず触れてみたくなり手を伸ばす。

「おさわりはダメだよっ」

後ろに目が付いているのだろうか?

それから、少し間が空き、

「しょうがないなあ。ねえ少年、おさわり五秒で三万円。料金先払いでよろしく!」

俺は財布を確認する。ピッタリ三万ある。俺はそれを鶴屋さんに手渡した。

鶴屋さんは一瞬ビックリした表情をしたが「わはははっ、儲かっちゃったさっ」と言って受け取った。

「そいじゃ、ちょろんと待ってて! すぐに終わっちゃうからねっ」

そう言うと鶴屋さんは時計を確認し始めた。

そこからの五秒間は俺にとっては生涯忘れる事の出来ない至福時間だった。

「適当に結っただけの下手っぴポニーテールなのに、ボロもうけだよっ! 笑いが止まんないねっ」

鶴屋さんは「あっははっ」と笑っている。その度にポニーテールが揺れる。

また、触りたい俺がそう思った時には声が出ていた。

「古泉!」

「貸しませんよ」

古泉は俺が頼む前に何時もの笑顔で断ってきた。


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