過去ログ - キョン「この中にポニーテールがいたら、俺のところに来なさい。」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/02(水) 21:02:56.20 ID:k8rsyjuQ0
俺は折りたたみテーブルに本を開いて読書にふける文芸部一年生らしきその女の子に視線を振った。

眼鏡をかけた髪の短い少女である。ポニーテールはできないだろう。髪が伸びるのを待つしかない。

これだけハルヒが大騒ぎしているのに顔を上げようともしない。

たまに動くのはページを繰る指先だけで残りの部分は微動だにせず、

俺たちの存在を完璧に無視してのけている。これはこれで変な女だった。

ハルヒは俺を責める様に聞いてきた。

「あの娘がいるじゃない!」

「別にいいって言ってたぞ」

「本当なの、それ?」

「昼休みに会ったときに。部室貸してくれっていったら、どうぞって。
本さえ読めればいいらしい。変わっていると言えば変わっているな」


勿論、彼女とは初対面だ。だが、彼女の意思などポニーテールの前では些細なことだろう。


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