711: ◆7SHIicilOU[saga]
2014/07/06(日) 18:02:30.86 ID:ydEGSbYfo
「なにを悩んでるんですか? 命には代えられないでしょう」
黙りこむ俺に医者という立場から、正論をかけてくる。
「悩んでなんて、居ませんよ。もう、答えはでていますから」
けれどそうではない。そうじゃないんだ。
最近わかった。ずっと俺は探すふりをしてただけなんだ。
これは――。
「私達の我侭なんです。……ね、P君」
「なんとびっくり、わたし達が倒れて既に五時間経ってます」
双海さんの後ろから戦友二人の姿がひょっこりと現れる。
「なっ、二人とも絶対安静って……!」
突然現れた二人に双海さんは目を大きく見開いて驚いていたが、
俺はむしろおかしくて、笑ってしまっていた。
本当、考える事は同じ。良くも悪くも。
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