過去ログ - 梓「ムギ先輩は私のこと好きですか?」
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25: ◆zazfRpqcQg[saga]
2014/07/03(木) 01:29:13.12 ID:nDPL8fUg0
それからというもの梓ちゃんと一緒にいる時間は劇的に増えた。
お弁当も2人で食べるようになったし、平日も部活が終わった後、2人で遊びに行くことが増えた。

学内でも学外でも手を繋いで歩いているので、私達のことはすぐに噂になった。
ただ、そんなことは気に留めもしなかった。
梓ちゃんが困らないなら、どんな噂が流れたって構わなかったから。

2人の時間が、私は決して嫌いじゃなかった。
負い目はあるけれど、そんなことを忘れさせてくれるくらい、梓ちゃんは明るい。
そんな明るい笑顔につられて、こちらまで笑顔になってしまう。

キャンプ地の吊り橋にいって、吊り橋効果を試したりもした。
結局、変化はなくて、私はちょっと落胆したけれど、梓ちゃんは気にする様子もなかった。

それから、それから、本当に沢山のことを一緒にやった。
それでも、私が「ときめく」瞬間は訪れなかった。



ある、部活がお休みの日。
私は部室に呼び出された。

唯ちゃんに。



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