27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/07/04(金) 00:12:26.55 ID:l0ZeiNi80
しかし足元はふらつき立ち上がるのがやっとで最早戦う力は無いだろう
そんなさやさやにまみまみは容赦しない
まみまみ「マミ、マミ、マミッ!!」
さやさや「サギャアア!!」
まみまみのエルボー、回し蹴りからの銃を鈍器にした連続攻撃で
しぶとさに定評のあるさやさやを確実に追い詰め
まみまみ「フィナーレッ!」
止めは必殺の鉄砲攻撃
さやさや「……」
見事頭を打ち抜きこの戦いを終わらせた
まみまみ「ミ…」
圧倒的な勝利を収めたまみまみに笑顔はない
まみまみは独りで嘆いていた
このまみまみは常に孤独だった
普通のまみまみは産まれたときには親が居る
しかしこのまみまみに産まれた時に親など居なかった
仔まみの頃から常に独り
勝手が分からぬ仔まみの頃、食べ物を与えてくれる親が居ず
お腹がすいたら本能的にその辺りにある草を食み命を繋いできた
臆病な性格だったからあんあんやさやさやはもちろん
ほむほむたちからも逃げて隠れて
その性格が幸いして戦うことの出来ない仔まみ時代でも狩られることなく生き延びた
それが成熟していくと徐々に仲間を求めるようになった
周りを見渡せば群れのほむほむや番のあんあんとさやさや
対して自分は独り
臆病だが寂しがり屋のまみまみは仲間を求めた
だが厳しい環境はまみまみに優しくなかった
友好的に近づこうとすればあんあんとさやさやなら攻撃され
ほむほむ達からは逃げられる
そんな日々が続いた
ある日、まみまみが気分転換に引越しをしようと山を歩いていると
それはとても素晴らしい場所を見つけた
花に囲まれ美味しそうな実がなっている木々もあり
調度良い窪みに雨水が貯まっていて…
これほど良い環境を見つけることはなかなか難しい
まみまみは思った
ここで仲間たちと一緒に暮せればどれほど素敵な事かと
奇跡的にほむほむやあんあんなどが巣にしている様子もない
まみまみが一番乗りだった
まみまみはすぐに巣を造って他の誰か、あんあんでもまみまみでも
ほむほむでも構わない
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