過去ログ - 上条「ソードアート・オンラインか、やってみたいな」アルゴ「その5ナ」
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39:1ZIMA” ◆5OdiFuFGeA
2014/07/13(日) 20:33:33.43 ID:1+0Zy1nO0
『ラフィン・コフィン』のアジト・カダージュの部屋


銀髪の少年の言葉に耳を疑う。


カダージュ「あってるよな…あれ、違った?」


目の前にいるのは『ラフィン・コフィン』でも古株の1人、『カダージュ』。
『ダガー』でも珍しい『コダチ』系統の使い手で、同じく『コダチ』の使い手の土御門と比較される。しかし


滝壺(何故か、はまづらしか襲わない…)

カダージュ「ねえ、どうなんだよ?」


覗き込むように滝壺の目を見るカダージュ。
彼の今の服装はズボンだけの上半身裸で、特徴的な銀髪も先ほど滝壺に顔を見せた時にあげた前髪をヘアゴムで結んでる。
いかにも寝る直前の思春期の男子で、彼女に危害を加える気配はない。
後、彼女が確認できるのはギルドを離脱され、交友関係がすべて破棄されてる事だ。
この状況の確認できない今、下手な事を言えばどうなるか?とにかく、時間を稼ぐように答えることにする


滝壺「…兄弟がいるのは初めて聞いたよ」

カダージュ「知ってるのか?」

滝壺「うん。…けど、さいあいに兄妹いるのは知らなかった」


ここはあえて『きぬはた』の名前で呼ばない。


カダージュ「…事実か?」

滝壺「事実も何も、あなたのさっきの発言が本当かどうかも解らない。嘘かどうかも」

カダージュ「…」


それもそうだ。さっきの言葉、仮にこの男が絹旗と知り合いなら証拠を出してほしい。
顔が似てるとか、そんな抽象的な言葉でなくちゃんとしたデータを。
しかし、ここはSAO。現実世界のデータなんぞ手に入るはずがない。


カダージュ「…あいつと同じ事を、同じような声で言いやがる」

滝壺「?」


彼がボソッと言った言葉を、彼女は聞き取る事は出来なかった。
が、彼の表情が落胆していく様子ははっきりとわかった。
数分間、うなだれたように無言で座ってると


カダージュ「!?」


何かに反応する。これは全プレイヤーにある事で


滝壺「『メッセ』?」

カダージュ「あぁ…」


のこと。『メッセ』メッセージの略で、メールのような物だ。そして、このタイミングだと


滝壺「何か会議があるの?それとも、侵入者?」

カダージュ「前者だ。…侵入者も何も、この場所は見つからないよ。仮に解っても手段がない」


その言葉を残すと、彼は部屋を後にする。


滝壺「…はまづら」


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