過去ログ - 上条「ソードアート・オンラインか、やってみたいな」アルゴ「その5ナ」
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1ZIMA”
◆5OdiFuFGeA
[sage saga]
2015/12/20(日) 23:48:27.24 ID:ehOqNWS50
消えそうな意識の中、インデックスは振り返る。現世なのか涅槃なのか、インデックスにはわからなかった。
ただ言えるのは、雲の隙間から何層も積み重なった大地がのような物、いや、『浮遊城』が見える。
「わからないけど、死後の世界じゃないよ?」
「ひょうか!?…それに」
「いやーまさか会えるとは上条さんも思っていなかったよ」
そこにはあの少年がいた。自身と一緒に地獄の底までついてきて、いつも身を挺して誰かを救ってきたツンツンヘアーの少年。
そして、彼女が1最初に出会ったころの幼さがある。
「と…とうま?」
「久しぶりだな…インデックス」
そうだ、彼女を幾度も救てくれた少年、上条当麻だ。再開、なのだが違和感がある。
何と言ったらいいのか、適切な言葉が見つからない。言葉にできない感情が表情に出たのか。
「顔に出てるよ、インデックス」
「やっぱ分かるよな。ヘヘッ」
照れくさそうに鼻をかきながら笑う彼。その表情は彼女が知る上条当麻の中でも初期の、本当に数日しか見れなかった表情。
どことなく幼さがあり、今の彼の風貌からは想像できない。
…いや、今の彼の顔を見せたら彼はどのような反応するだろうか?小さないたずら心が芽生えるが。
「知ってるよ。今もあいつは戦ってる」
「えッ。ってまさかあの城で!?」
その先に見える浮遊城で剣がぶつかる金属音が聞こえる。
その城が何か、その城の名前が何か、彼女の直感という第6感に電流が走るのを感じる。いる。
「とうまッ!!!」
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