過去ログ - 兎角「金星祭で新喜劇をすることになった」
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157: ◆6mSLthLl4o[saga]
2014/07/26(土) 23:14:47.92 ID:SWhO6F9B0
千足「最近考えてしまうんだ」

千足「人の一生に理由があるのか…とな」

千足「私の恩師の娘が殺された話はしたな?」

千足「世界には彼女たちのように志半ばで死んでいく人が大勢いるんだろう」

千足「ならば…私たちが生きる意味とはなんだ?」

千足「そんなにたくさんの人が死んでいる中で生きているこの命に…理由があるのか…?」

千足「私はもともと…理由があって初めて行動できる人間なんだ」

千足「理由もない…主体もない…この私には……」

柩「千足さん!!!!」ガバッ

千足「わっ!」

柩「ぼくは…どうなんですか?!」

柩「ぼくでは…千足さんの生きている理由にはなれないんですか!」

柩「なにもないんなら…ぼくを理由にしてください!!!」

千足「桐ケ谷…」

柩「(あ、本音が出ちゃいました…)」

千足「(こんなに激昂した桐ケ谷は初めてだ…)」

柩「(まあいいですか、どうせそろそろ言おうと思ってたし)」

千足「大丈夫、少し疲れていただけさ」

柩「ふふふ…じゃあ休憩所で何か食べましょうか」

千足「ありがとう………ありがとう桐ケ谷」

柩「ふふ…ぼく千足さんのことだーーい好きです!」

柩「だから……だから…」

千足「わかってるさ、私はお前を置いて行ったりしないよ」

柩「ありがとう千足さん…」

柩「なんだかふしぎですね、二人がお礼を言いあうなんて」

千足「大事なことさ、特に大切に思っている人相手への礼はな」

千足「じゃあ行こうか」

柩「はい!」


千足「すごいぞ桐ケ谷!これで五発中全弾命中だ!」

柩「射的は得意です、任せてください」

柩「(たのしい…いま心の底からたのしいです)」

柩「(千足さんとなら…)」




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